田野町赤十字奉仕団 活動報告

令和3年12月1日に老人福祉センターにて炊き出し訓練を行い、14名の方々が参加下さいました。

発災から3週間経った被災地に出向き、自前で用意した機材・材料での炊き出しを想定しています。


 
 




昨年2セット購入した5升釜とコンロを使用しました。ひと釜につき最大で100食分の米や汁物を調理できます。

2班に分かれて「キノコ炊き込みご飯」と「豚汁」を作っていきます。炊飯に使用するのは、個装食袋(ハイゼックス)。

災害時に少ない水で炊飯でき、小分けでお皿をつかわず衛生的に食べられる優れものです。

 




材料(お米・水・お吸い物の素・しめじ)を入れ、袋から空気を抜いて結びます。

空気を抜くのにちょっとしたコツが必要。

沸騰した鍋に袋を入れて20分。取り出して20分蒸らしてして完成となります。

 






こちらは豚汁班。タイモ、豚肉、ネギと、ショウガをたっぷり。味噌に砂糖を少し加えて、

田舎風に仕込みました。皆さん手際よく具材を切っていき、大鍋で沸かしていきます。

 


出来上がりまでの時間は、役場の森さんから『南海トラフ地震への備え』として、

地震や津波についてご講義頂きました。揺れが長い地震は津波が起こりやすいそう。

東日本大震災では10分以上も揺れが続いたそうです。






そうしている間に炊き上がり。紙皿に取り分けて、実食です。

見た目に少し薄い色ですが、味はしっかり。

もう少し具沢山にしてもよかったとの声も。

どんな時も温かくて美味しいものが、ヒトとヒトを繋げる力となります。



 


炊き出しは生活の延長でできる気軽な活動。

訓練は災害への心構えや、地域で共に支えあう為の準備です。

新型コロナウイルスの流行で思うように活動できていませんが、

世の中の状況を見ながら、地域でできる支えあいを続けていきます。


 

【連絡先】

田野町赤十字奉仕団事務局 担当:田内

住所:安芸郡田野町1828-4 田野町社会福祉協議会内

電話: 0887-38-5325

Fax  0887-38-2047

e-mail: nikoniko@tano-shakyo.or.jp

 

HOME