生活福祉資金とは、低所得者、障害者又は高齢者に対し、 資金の貸付けと必要な相談支援を行うことにより、 その経済的自立及び生活意欲の助長促進並びに在宅福祉及び社会参加の促進を図り、 安定した生活が送れるように支援する制度です。 この制度は、戦後激増した低所得世帯の自立更生促進運動を民生児童委員が展開していくなかで、世帯の更生のためには、 資金を必要とする場合が多く、その調達方法に苦慮していたことから、 関係者の間に低所得階層のための貸付資金制度の創設の要望が高まり、 昭和30年度「世帯更生資金貸付制度」が誕生、平成2年度「生活福祉資金貸付制度」に変更されました。 このようなことからも、民生児童委員制度と 生活福祉資金貸付制度には密接な関係があり、 今年度から新たに着任された委員さんも数名いることから、 6月の民生児童委員協議会定例会にお時間をいただき、 高知県で生活福祉資金を運営している高知県社会福祉協議会福祉資金課の 岡本チーフを講師にお招きして研修会を開催しました。 研修会では、生活福祉資金の種類や要件、 どのような場面で民生児童委員の方が関わるかなど 細かな説明が行われ研修会は1時間にも及びました。 |